捨て金て何かご存知ですか?

お元気ですか?

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アトリエセランです♡


朝起きたら
雨が止んでいたので
速攻で
わんこのお散歩に行って来ました。

今朝8時に大型台風は
八王子辺りにいたはずなのですが
雨が降ってない…⁇

台風の目の中にいるのでしょうか?

( ・◡・ )♫•*¨*•.¸¸♪( ・◡・ )♫•*¨*•.¸¸♪

さて、
突然ですが

“捨て金”

て、ご存知ですか?

言い方は他にもあるのかもしれないけど

“古くなった金で

仕上げには使えない金液”


の事です。

今日はこの、
“捨て金”について
お話ししようと思います。

捨て金を施したカップです
↓↓↓↓↓

金液には【寿命】があります。
もちろん、
金そのものは本物ですが
金液の中身は
金粉と樹脂の化合物で

劣化します。


金液については
こちらのサイトが勉強になります。
↓↓↓↓↓
では、劣化して
金彩用としては使えなくなった金は
捨ててしまうのですか?

って事になりますが、
それってあまりにも
勿体ないですよね😱😱😱

だって、

本物の金

なんですもの。

ではどうするか?
と言う話なんですが

実はちゃんと使い道があるんです♡


今回は上絵付けの工程での
使用方法についてお話ししますね。

*****

上絵付けは通常
仕上げまでに
2〜3回の焼成をします。

捨て金は1回目の焼成前に

プレートの周りや

カップの縁などに施します。


ポーセラーツで金彩を習った方は
指塗りでの方法が
やりやすいでしょうか?

捨て金を施したら
普段通りに
750〜800度で焼成します。
(焼成温度は使用した絵の具の色で
変えるのはご存知ですよね?)

焼成が終わり
取り出した時には
金彩は酷い有り様かも知れません😭

くすんでいたり、
黒ずんでいたり、
はたまた紫だったり…

そこはそれ、
捨て金ですからね、
これでも良いのです🙆

そして2回目の彩色をしたら

再び捨て金を施します。


その後は
2回目の焼成を普段通り行います。

2回目の焼成後、
金彩をチェックしてみて、
様子を確認します。

その時に少しでも
金が輝いていたら

それはGoサイン❣️


いよいよ本番の
フレッシュな金液で
金彩を施してください。

2回目の焼成後も
金の状態がイマイチでしたら
再び捨て金を施し
3回目の焼成をしてください。
800度でも大丈夫です👌

さて、これを繰り返して
何度目かの焼成後に
金が輝いている部分があれば
(少しで大丈夫です♡)

いよいよ本番の
フレッシュな金液で
金彩を施してください👍

仕上がりの綺麗さに
きっと満足すると思いますよ✨✨✨

この方法、
私が習っている先生に
教えていただいた方法です。
(つまり、先生の受け売りですね😅)

伏せ焼きの器の縁に
金彩を施してみたところ
どうしても金が
美しく輝いてくれなくて

ヴォーグに電話して
質問したのですが、

『伏せ焼きは縁の部分には
釉薬がかかっていないので
金を吸ってしまい輝きません』

と教えていただきました。
確かにね、
そりゃそうですよね💧

それはそれで
とても納得出来たのですが
「じゃあ伏せ焼きには
金彩出来ないのかなぁ?」と
悶々と悩んでしまいまして。

師匠に相談した時に
教えていただいた方法が
この、

“捨て金を使う”

方法でした⭐️

そしてこの方法は
有名メーカーでも
行われている方法だそうです。

ちなみに
ゴールドのセラミックペンや
ブライト金で金彩すると

ピカピカの部分とマットな部分

が出来ます。
それを面白いと思うのか?

ま、お好みですねー✨

『捨て金なんて持ってない』
と言う方もいらっしゃると思いますが、
何度か金彩すると
【ボトルに戻せない金液】
が発生しませんか?

実のところ金液は
ボトルに戻せちゃうのですが
金彩を施して余った金を
捨て金用に
別の容器に取っておけば
次回からは

捨て金

として使えますね。

今回は伏せ焼きの時の

必殺技

としてお伝えしましたが
普通の白磁にも
もちろん使える方法です。

良かったら是非
試してみてくださいね🌟🌟🌟


ではまた🙋

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