私の人生の恩師からの手紙に涙

1996年、香港駐在時に
私はヨーロピアンポーセリン絵付けに
出会いました。


初めて習ったのは
サンアート(現キルンアート)の
先生でした。


先生もご主人様の海外赴任で
香港にお住いでしたが
私が絵付けを始めて半年くらいで
日本に帰国してしまい
当時の香港には
絵付け教室が無く
その後は独学で練習していました。


一時帰国のタイミングで
日本に帰国された先生のご自宅に
焼成をお願いに伺いました。


帰国前、先生が
『日本の自宅に持って来て
いただければ焼成をしますよ』
と、おっしゃっていたので


なんでもかんでも本気に受け止める私は
本当に17ピースの

カップ&ソーサー6客
シュガーポット蓋つき
クリーマー
コーヒーポット蓋つき

を描いて
そーっと日本まで運んで
先生のご自宅に持ち込みました。


(コレはその一部です)


先生は本当に驚かれて
本当に持ち込む人がいたとはね❣️
と、思われたと思いますが


快く焼成を引き受けてくださり
焼成してくださいました。


その時に
『あなたは手が綺麗(筆の扱い)。
モノになるからこれからも
続けてくださいね。』

と言ってくださいました。

(当時の私は筆も1本しか持っておらず
全てを1本の筆で描いています)



その言葉を真に受けて
その言葉を励みに
絵付けを続けて来て
気がついたら22年。


作品展を開催するまでになりました。



先日
もう連絡先がわからないと
諦めていたのですが
古いアドレス帳に
先生の連絡先が書かれており


先生にも案内状を送りました。


きっと私のことなど
覚えていないだろうからと
何も期待はしていなかったのに
なんと先生からお手紙が届いたのです。


そこには まだ先生もお教室を
続けていらっしゃること、
私のことを覚えていて下さって
いること
私が絵付けを続けていることを
喜んで下さっていること


などが書かれていて
文面から溢れる
優しいお言葉の数々に
懐かしさと嬉しさで
涙が溢れました。


そしてお時間を見つけて
作品展にも
足を運んでくださると
書かれていました。


温かい言葉に溢れたお手紙を
何度も何度も読み返して


あの時の先生の言葉が
私の絵付け人生の第一歩を踏み出す
きっかけになったことを
どうしてもお伝えしたくて


お会いするのがいまから
とても楽しみです。


おそらく先生は『続けてくださいね』と
何気なくおっしゃったのだと思うのですが
その言葉が私の人生に
ライフワークとなる趣味を
授けて下さって

私の人生が彩りに満ちた
目的のはっきりした
人生に変わったきっかけになったこと

感謝の気持ちを
直接伝える機会に恵まれて

私は幸せだなぁと
心から思います。

あと1週間で
とうとう本当に
作品展が開催されます。


今でもなんだか
夢を見ているみたいで
本当に自分の個展なのかしらと
どこか現実味を
感じられないでいるのですが


与えてもらった機会を大切に
最後まで頑張ります😊


もしも拙い私の描く
作品を見てやっても良いよと言う方が
いらっしゃいましたら


良かったら是非
足を運んでみてください。


そして未熟ですが
心を込めて描いた絵を
ご覧いただけると幸いです。


本日もブログをご覧いただき
ありがとうございました😊


会期中の7月は
ほとんど毎日会場に居ます。
お気軽に声をかけてくださいね。


【7月のスケジュール】

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