上手く描くのではなく、上手くなるために描く

沢山描いているのに
なんだか上手くなった気がしない


そんな風に思う時ってありませんか?


今の私は正にそんな感じ。


描いても描いても
到達出来ない自分に
ちょっとイライラしているのです。


絵付けを始めて23年。
これまでもほとんど満足する絵は
描けていないけれど


それでもそれなりに
その時の自分のレベルの
到達したい地点に近いところまでは
行けていた気がするのですが


今はどうしても頂上に
近づくことが出来ないでいます。


もちろん目指す頂上は
私が登れば登るほど高くなって行くから
一生到達出来ないであろうことは
わかってはいるのですが


それにしても
何を描いても
『なんてへたっぴなんだろう』と
落ち込んでしまうのです。




それで少し自分を客観的に
見るように気をつけていたら


私は多分今、
『上手く描こう』という事に
躍起になっているのでは無いかと
思い至りました。


そりゃね、
上手く描けることに越したことはないけど
そもそもなぜ、
毎日毎日描き続けるのですか?と
自分に問い正してみたら
それはもちろん


『上手くなりたいから』
なんですよね。


なのにどこのタイミングなのか
『上手くなるために描く』
から、
『上手く描く』
気持ちがシフトしてしまっていました。


上手くないから練習してるのに
なぜ?
上手く描こうとするのか…⁉️


恐らく周りから少しずつ
評価していただける機会が増えて
自分の中に変なプライドや
奢りが出てきていたのだと思うのです。


それに、教える立場になって
自分が完璧でなければならないと
無用なプレッシャーも感じていたのかも。


今一度自分の思いを見つめ直して
絵付けに向き合うスタンスも
見直さなくちゃいけないなと
思っていたりします。


純粋に楽しんで
好きで好きで仕方なかった頃のように
『上手く描こう』とせず、
『上手くなりたいから描く』に
立ち戻らなくては。


そうそう、だからね、
『私って絵心ないから〜』って
全力で拒否する人っているけど


それってそもそも
『上手く描こう』としてるんじゃない⁉️


初めから上手い人なんて
滅多にいないんだし
上手くないから習う訳で
上手いのなら習わなくていいじゃん。
て、思う。

そこのところを履き違えてませんか?
って言いたいわ。


それに、私も無理に絵を描くことを
強要したりはしないから
安心してね。


アトリエセランに通って下さる
生徒様は
最初は転写紙を貼っていますが
いつの間にか
筆やペンを握っています(笑笑)


多分、通ってくださっているうちに
『上手く描けないから〜』
なんていう概念が
無くなるのでしょうね。


すごく自然にスルッと
『苦手』というハードルを
飛び越えちゃってます。


転写紙から解放されると
その先の世界は何倍にも
広がっています。


絵を描いて、そこに装飾として
転写紙を使ったりもして
自分ワールドを
全力で作り上げて行きます。


その変貌ぶりを横で見ているのが
本当に楽しくて
ウキウキしてしまう。


お教室を始めて
絵を描く楽しさを共有できる
環境が出来始めて
本当に良かったなって思います。


長くなっちゃいましたね。

本日もブログをご覧いただき
ありがとうございました。

【7月のスケジュール】

0コメント

  • 1000 / 1000