さて本日も
彩色チャイナのお話です。
ただ今資格取得コースで
通ってくださっている生徒様の
進行具合の足並みが揃いましたので
昨日、今日と、
基礎美術の授業みたいなことを
させていただきました。
まずはこちら💁♀️↓
第五課題のミニバラ散らし🌹
お寿司屋さんの賄いメニューでは
ありませんよ😋
ミニバラを方向自由にお皿に
散らせたモチーフです。
テキストでは『それぞれのバラの
影の方向は自由に入れて良い』
と言うことになっていますので、
通常は気ままに
バランスを考えながら
お好きな方向に影を入れて行きます。
が‼️
ここでひとつ、
私の方から生徒様にある課題を出しました。
今回の課題のミニバラは
光の入って来る方向を決めましょう
と言うものです。
you子さんは左上から。
rumi子さんは右上から。
それぞれのバラの光の当たる所と
影になる所を考えながら
描いていただきました。
こんな風に↓
さて皆様。
左上から光が当たる時には
バラの1番明るいところはどこですか?
これはもう
考えなくてもお分かりになりますよね?
では。
左上から光が入って来る場合、
バラのどこに影が出来ますか?
っと、ここでお二人とも
だいぶ混乱をしていましました。
左上から光が入って来たら
お花は左上が1番明るいですよね?
そして影は右下に出来ます。
これは光が乱反射でもしていない限り
自然界では当たり前のことです。
光の当たるところは
大抵の方は簡単にご理解いただけます。
が‼️
じゃあ影はどこなの?
と言うところになると
皆さん同じ間違いをします。
ローズボールについては
まあまあ簡単です。
で、混乱するのが
目玉のところなんです。
球体を思い浮かべてください。
地球でもなんでも良いです。
太陽が当たっているところは昼間。
反対は夜ですね。
じゃあもし
地球に大きなアリ地獄があったら?
大きなすり鉢状の穴が
ポッコーンと空いているとしたら?
そのすり鉢状の穴の
どこに影が出来ると思いますか?
レッスンでは
ローズボールに類似した球体が
残念ながらありませんので
私の手を使ったり
図を描いたりして
理論的に影の位置を
確認していただいています。
生徒様は初めは混乱して
影をつける位置に悩みます。
『ここですか?』
『ピンポーン📍』
『これは…ここかな?』
『ブー👎』
なーんてね、
ちょっとクイズ方式で
ヒントだけ出して
なるべくご自身で考えていただくように
しています。
そうすることで
きちんと形を認識して
影が出来る位置も理論的に理解して
絵付けをする時に
常に光を意識して描く
と言うことを習慣にして
いただきたいからです。
私の個人的な経験ですが
これまでの間
ここまできちんと教えてくださる
先生に巡り合わなかったのです。
それは私が
ノリタケスクールや陶画舎のような
大手のスクールに
通わなかったからなのかもしれないし、
指導が手厚過ぎて
言われるがまま描いていたので
自分で考えると言うことを
して来なかったからなのかもしれません。
今、アメリカンを習っている先生が
光と影の入り方をすごく意識した
指導をして下さるので
ここへ来てやっと
私の脳内でコレがとても重要な事だと
繋がったのです。
アトリエセランに通って下さる生徒様は
彩色チャイナをキッカケに
絵付けを学んでいきたいという
お気持ちのある方なので
私のようなことにならないために
早い段階から
立体を描いている
光の方向を見定めて
明るい所と暗い所を考えながら描く
ことを習慣にして頂けるように
早い段階からちょっと難しい
ことに挑戦していただいています。
今からこの理論をマスターすれば
大きなお花を描く時や
ブーケを描く時にも
この知識が大変役に立ちます。
アトリエセランの彩色チャイナは
ただ色を塗るだけではない
基礎的な知識を
少しでも多く学んでいただく
カリキュラムとして捉え
指導させていただいております。
絵付けに興味はあるけど
ハードルが高い気がする…
などと悩んでいる方が
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ということで、
本日もブログをご覧いただき
ありがとうございました😊
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